久しぶりに幼児の異年齢混合クラスの保育観察に入りました。
5月の今の時期、そして新入年少児の中に手がかかる子どもが複数いるにもかかわらず、それぞれが落ち着いてあそびに向かっていました。
子どもたち同士の関係は年度初め特有の「これから」という状態ではありましたが。
主には簡単な役割あそびや構造あそびなどが行われていました。
その中で、かなり高い塔が3つ、
様々な大きさのつみきで使られ、そこに橋や道路などがつながって…と、
年長児たちが相談しながら作り進めていました。
後から聞いた担任の話だと「すてきな三人組」(トミー・アンゲラー作 偕成社)の絵本を読んだことから、子どもの中に共通したイメージが作られ、あそびが広がってきたところだとのこと。
様々な体験があそびに大きくかかわていることを改めて感じました。
また。子どもたちのわらべうたを遊ぶ姿にも久しぶりに触れ、活き活きとした笑顔を楽しみました。
特に唱えのわらべうたは覚えやすさと好きなあそびが相まって、見ているこちらにまで楽しさが伝わってきました。
中でも ♪きゃあろのめだまにきゅうすえて♪ の唱えの声と両手足を使った蛙飛びのすばらしさ!
子どもの運動能力が楽しんで遊ぶ中で発達することを改めて見せてもらえました。
なかなか思い切り歌って遊べる状況ではない現在、どのようにわらべうたを歌い遊び続けられるかは大きな課題だと思います。
そして大人は歌を忘れないように今のうちに本を見て、ハミングして、一人で歌ってと努力しておかなくてはならないことを感じさせられた一時でした。
またまた「緊急意識」の薄れた状態で「緊急事態宣言」が延長されることになりました。
一日も早く、みんなと声を合わせて歌える日が来ることを願うばかりです。