先日親子のわらべうたグループでのこと。
発達障害を持つてるちゃんは、部屋に入るといつも身体でお部屋の大きさを測ります。端から端までぐるりと走って縦と横の長さも調べています。
でも、みんなと手を繋いでなんだか歌を歌うのは心地よくて大好き。
そんなてるちゃんと一緒にあそびたくてこの日は「いっびきちゅう」をしてみました。
するとちょうど向かい側になっていた大人の顔にロックオン。
輪を作り小さくなったり大きくなったりを繰り返す間、目をそらすことなくずっと見つめている姿に、周りの大人も気がついてクスクス。
「今日のてるちゃんは面白かったねぇ。ロックオンして穴が空くほど見て一度も目をそらさなかったね。」と皆が笑いながら話しています。
これ、面白い現象というだけで終わり?
私はこの時「あ、てるちゃんは前の人の顔が近づいたり離れたりする事に気がついたんだ!」と感動したのでした。
この時感じたのは、子どもの姿は、どの人が見ても同じではないのだ。どう理解するかは側にいる大人の受け止め方一つで変わるのだなぁと思ったのです。
子どもの姿を見るだけではなく、その子どもが何を感じ何を考えたか想像し共有できる大人でありたいなぁと思った一場面でした。
ちょろ松