お茶をのみに来てください♫

子どもの育ちにそって大人と子どもが一緒にあそべる「わらべうた」の世界。保育や子育て支援の現場でわらべうたをしてきた「ゆずりはわらべうたインストラクター」の仲間たちが、日々思うこと、活動報告、あそびのアイデアなどを綴ります。

あそびって? 

このところ毎朝 4歳児のSちゃんが母子分離できず大泣き。 「おかあさん、もっとかまってよ」と言いたいのだろうが、 言葉でまだうまく伝える事が出来ないのか・・・泣く泣く泣く。 これが今の朝の儀式。 しばらくそっとしておくと、あとは元気に楽しく過ご…

てるちゃん

先日親子のわらべうたグループでのこと。 発達障害を持つてるちゃんは、部屋に入るといつも身体でお部屋の大きさを測ります。端から端までぐるりと走って縦と横の長さも調べています。 でも、みんなと手を繋いでなんだか歌を歌うのは心地よくて大好き。 そん…

本の楽譜だけでなく、別の項目もぜひ読んでください

1 わらべうたは魔法? その2 0歳児クラスで這い這いすると膝下が浮いてしまうAくん。 担当の大人がいろいろなあそびに誘っても「ふつう」の這い這いにならない!と相談を受けました。 「わらべうたと子どもの育ち」(エイデル研究所)で紹介した ■這うのが苦…

「遊び」は自由なものだけど

わらべうた遊びは自由参加が原則ということが時々話題になる。 もちろん、昔に子どもだけで年嵩の大きい子が中心になって遊んでいた時には参加しても観ていても良しの自由なものだったと思う。 そもそも強制的にやりなさいという時点で「遊び」ではなくなる…

子育て支援で

7ヶ月になる男の子を連れたお母さんがやってきました。 公民館でやっている「親子のためのわらべうたの会」に出向いてくるのですから、子育てには熱心な方だと思います。 が、なんだか違和感があります。 抱っこもしています。「この子わらべうたが好きみた…

「わらべうた」は魔法? 

久しぶりに入った1歳児クラスで9月から入園してきた女の子の観察を頼まれました。 彼女は1歳7か月なのですが、寝返りをしないままにやっとよちよち歩きを始めた状態でした。 私がクラスに入った時には棚の前におもちゃを出して150度くらい両脚を広げて体を支…

Hくんの仲間入り

今回は3歳の発達障害のあるHくんの話をします。 Hくんは、お喋りができません。 自閉傾向を持つので、目線も合いません。斜視もあるかな? でもとても可愛がられて育ってきました。お母さんは、まるごと受け入れています。時々、ペットみたいに着飾らせたり…

ぜひ読んでみてください!

購読新聞に「ネット依存」についての記事が3月25日から5回にわたって連載された。 以前から子どものスマホやオンラインゲームの問題点が指摘されていたので気になり、数年まえから何冊かの本を読み、知人や保育園にも紹介してきた。 学校でもタブレットが配…

マスク・ことば

先日、はじめての幼児混合クラスに入った時のこと。 子どもたちが園庭に出ている間に担任とおもちゃの出し方や空間を工夫してみました。園庭から部屋に戻ってきた子どもたちは 今までと違った空間にもかかわらず 何事もなかったかのように遊びだしました。 …

おやじ

ある日のこと。 おままごとコーナーでいつものように4.5歳児がさまざまな役になりきってあそんでいます。今日はレストランごっこらしく、手前には飲食用のテーブル。 チューリップ柄のかわいいクロスもかけて、 重ねカップの一番小さいカップが伏せて置いて…

龍退治

先日、「秋のおたのしみ会」がありました。 今回のテーマは「いつもと違うお散歩」。 さて、スタッフでどう楽しむかを考えてみました。 「いつもと違うお散歩」にするには。でも、行き先はいつもの森です。 そこで考えたのが、森に行くといつも大きな木の根…

仲間に背中を押されて・・・学童のわらべうた遊び

「仲間に背中を押されて・・・学童のわらべうた遊び」 ゆずりはわらべうたインストラクターのオンライン勉強会で学童のわらべうたを始めるきっかけについて投げかけさせていただきました。 相談したからには行動しなくてはと思い、小学校で最近までPTAのこと…

耳で聴く本

最近話題の「耳活」をご存知でしょうか? 生活の中での隙間時間の有効利用とのこと。イヤホンで聴きながら移動したり、家事をしたりすることのようです。 とても無駄のない素敵な情報の受け取り方だとも考えられます。何より、本を読む時間を作る事がむずか…

感動は「いのち」のはたらき

ある仲間で原稿を書く機会があった。 タイトルは「旅の思い出」。まず思い出したのは次のような情景である。 広い草原に小さな花々が咲き、所によっては羊や牛が放牧され、さわやかな風が吹いている。家々の煙突の上には大きな巣とその上に立つコウノトリ。 …

ことばと伝承

私は「短歌」をずっと詠んでいます。 馬場あき子の結社に入り、毎月10首詠むことを気が付けばもう随分長く続けています。 そもそも、「短歌」といえば百人一首を連想。 無知な私は、皇室はじめ特別な人のする事だと思っていました。 思い出すのは、高校生の…

おにぎり

先日、保育園で「冬のおたのしみ会」というのをしました。 うちの園では、春夏秋冬と「おたのしみ会」と名づけて、生活の中のちょっとした「特別」をたのしんでいます。 今年は4.5歳混合クラスを担当している私は、この日はお母さんにおにぎりを作ってもらっ…

あいにさらさら

あいにさらさら こがねにさらさら 痛いところはぴんぽんぱちんと 向かいのお山さ 飛んでけ! ふっ!! ちょっとぶつけてしまって、大人から見れば怪我というほどでもないのだけど、 なんだか気持ちが立ち直れない…そんな時はこの呪文の出番です。 「“あいにさ…

自分という物語を生きる

松岡享子さんの訃報をお聞きして様々な本や絵本を思い出しました。 私は直接は存じ上げないのですがお話について考えていた時に偶然に見つけて読むことが出来、とても勉強になった講演会の記録であるレクチャー・ブックス1 お話について(東京子ども図書館…

人間とテクノロジー 主役はどっち?

機械に弱いと嘆いてばかりでは現実が許さない。つくづくそう思う。 このブログに載せようと昨年末に書き始めた原稿。そして続きを、と今年も半か月以上たって書き終えたものを、UPするときにどこに触れたのかすべてが消えてしまった。 久しぶりにキツネにつ…

さよならあんころもち

♪ さよなら あんころもち またきなこ ♪ 夕方になるとお支度の廊下では、あちらこちらでこのわらべうたが聞こえてきます。 私たちの保育園の帰りの挨拶なのです。 2人で向かい合って両手を繋ぎ、拍に合わせて上下に揺らしながら屈伸をして、 最後に「タッチ」…

はじめのいっぽ

先日お散歩先で子どもたちが「はじめの一歩」を始めました。(4歳児) 少し発達に遅れのあるNちゃんは、お友だちが大好き。 みんなと並んで自分も参加するつもり満々。でもあそびのルールは理解できません。 みんなと同じようにするのがNちゃんの参加の形で…

『金曜やかまし村』の特別プログラム

やかまし村文庫の川村です。 『おちゃをのみにきてください』のブログにリンクを張っていただいている『yakamashimurabunnkoの日記』を書いている者です。 自宅で文庫を開いて25年目になります。 7年前から『わらべうたの会』を開くようになりました。 その…

オンラインでわらべうた

私は9月と11月に市の保育士会から依頼を受け わらべうた遊びを伝える勉強会を行いました。 主催者側の意向もありましたし準備の時はコロナの感染者が多い時でしたので オンラインでということになり2回ほど行いました。 最初にわらべうたは本来、人と人…

コロノ禍での遊び ♪はいってでて

緊急事態宣言中の9月に、保育園の幼児クラスのわらべうたをしました。 (オンラインゆずりは自主勉強会でふれた「コロナ禍での留意点」を参考にさせてもらい) 年中児クラスと年長児クラスで各30分位、 手をつながないで子どももマスクをして遊びました。 年に…

つぶやつぶや

♪ つぶや つぶや まめつぶや あぶらに につけて あがらんしょ (わらべうたと子どもの育ち エイデル研究所 138頁掲載) 歌っていたら突然、北海道での子どもの頃を思い出しました。 バケツを下げて広い水たまりのような池に行き、 つぶ貝やからす貝を拾い集…

ゆっくりと何度でも…

私はわが子が幼かったころに毎晩、本を読み聞かせしていました。 自分が読み聞かせしたいものを準備して、 面白そうな本を見つけてはずいぶん大きくなるまで話していました。 子どもが本好きになったらいいなと思ったのです。私の自己満足だったかな? 「読…

「二歳から五歳まで__言語と思考がともに飛び立つとき」

ー「デジタルで読む脳×紙の本で読む脳」よりー 「デジタルで読む脳×紙の本で読む脳」は木村先生に紹介していただいて直ぐに図書館で借りて読みました。 私にとっては難しく返却日も迫っていたのでナナメ読みになっていました。 ですが後半の方が少し理解でき…

子どもは面白い

子どもは面白い 遠隔でわらべうた自主勉強会がありました。 ある保育園での様子:「おおなみこなみ」大縄跳びをしているとき、 子ども達が跳べるようになったので 大人が「1,2,3・・・」と数えながら歌い続けた。 この事について後で保育士たちが話し合…

「デジタルで読む脳×紙の本で読む脳」の本を読みました。

結構私には難しい内容で、繰り返し噛み砕いたり消化しながら読んでいました。 多分「紙の本で読む脳」を使ってです。 現在、私たちのまわりではIT化がすすみ、スマホは持っていない人が居ないくらい常備アイテムとなっています。 わからない事は検索すればす…

ちっちここへ

夏で1歳になった0歳児クラスのR ちゃん。 緊急事態宣言の中、お父さんの在宅勤務に合わせ、一日おきの登園となりました。 感染対策上はありがたいのですが、 当のR ちゃんにとってはいつ来ても戸惑いがあるようで、 特に土日もはさみ3日連休明けとなると…