先日お散歩先で子どもたちが「はじめの一歩」を始めました。(4歳児)
少し発達に遅れのあるNちゃんは、お友だちが大好き。
みんなと並んで自分も参加するつもり満々。でもあそびのルールは理解できません。
みんなと同じようにするのがNちゃんの参加の形です。
鬼の子どもが何か言って、振り返ったら止まるらしい事が理解できたので、
一緒に並んでいます。
鬼の背中に誰かがタッチしたら、「よーいドン!」とばかりに走り出す事はわかったようでした。
他の子どもたちもNちゃんのことはよくわかっているので、
一緒に走っていても誰も文句言う子どもはいません。
が、ある日Nちゃんは鬼になりたくなった様子。
追いかけっこの後、鬼になった子どもがスタンバイしに行くと
Nちゃんが立って動きません。
「どうするかな?」と思って様子を見ていると、
子どもたちが「Nちゃんもやりたいの?」。
するとNちゃんはおおきくうなずいてみんなを見ています。
「じゃ、一回やさせてあげようか」と言って
みんなで「はじめの一歩」といいながら、はじめました。
が、Nちゃんは何と言うかわかりません。
その時一人がサッとかけて行ってNちゃんの背中をタッチ!
そして追いかけっこのような展開になったのです。
その後は、もともとの鬼の子どもが何事もなかったように始めたのです。
子どもたちの勘の良い対応にとても感動してしまいました。
あそびとは、こんなふうに子どもたちの中で展開され、
どんな子どもも一緒にあそべるあそびかたを見つける力があるのだと改めて思いました。
ちょろ松