お茶をのみに来てください♫

子どもの育ちにそって大人と子どもが一緒にあそべる「わらべうた」の世界。保育や子育て支援の現場でわらべうたをしてきた「ゆずりはわらべうたインストラクター」の仲間たちが、日々思うこと、活動報告、あそびのアイデアなどを綴ります。

ツールの活かし方? 

テレビのニュース、新聞の報道で、検察庁法改正案に対して900万件越えの反対がツイッターで寄せられたということをしりました。若い人だけではないと思いますが、改めてすごいツールだと思わされます。そして、反応していくことの大切さを強く感じています。

 

新聞を見ると、コロナウィルス騒ぎのどさくさに紛れて「辺野古」「検察庁法」「六ケ所村核燃再処理」「オスプレー配備」などの問題が進んでいるようです。おまけに私の購読新聞によれば、『新型コロナの専門家会議の議事録に発言者を明記しない』という記事が載っていました。責任を取らない! ことが当たり前にならないように心掛けなくてはと思います。検証できるように記録しておくことが「次」をよりよくしていくために大切なのであって、検証が可能になるのは過去のデータや経過記録によってです。状況に応じてより良い知恵を出し合って進むような社会、人間関係が大切なのだと、そしてそのためには記録が必要なことを子どもたちにも示せるようでありたいと願わずにはいられません。

 

改めて、ツールの大切さと使い方への配慮、受け手が気を付けなくてはならない状況分析が大切だと思わされたのは、今回の「コロナ緊急事態宣言39県解除」のニュースです。深読みのしすぎ?であればよいのですが、コロナ騒ぎ中にもかかわらず、「検察庁法改正案」の問題がツイッターによってこれほど大きく取り上げられているこの日に、5月一杯の予定で出された「緊急事態宣言」が解除になれば、どのメディアでもまず第1のニュースとして取り上げるはずです。その陰にかすんでしまう事柄にこそ、大切なことがある!…そんな気がしています。これは若いころに、新聞の下の方に載る記事ほど大切なことが隠されていることが多いから、新聞の小さな記事に注目するべきだ!と言われたことをふと思い出したからです。

おまけにコロナ対策には時間がかかり、いまだにマスクも届かない対応時間に比べると、今回は早すぎる! そんな気がします。

 

 

ライン、ツイッター、オンライン、メール、ホームページ、ブログ(手伝ってもらいながらの、よちよち歩きですが!)…と多様なツールをなかなか理解もできず、使いこなせていないのですが、便利であるがゆえに気を付けて使うように心掛けたいとと思っています。

 

 

このコロナ騒ぎの中、私が最も使っているツールは郵便による絵はがきです。お見舞いに行かれない友人、会えない人への連絡…。最近めっきり減った手紙やはがき、そして時々は実際の声で会話してほっとできる電話など、様々なツールを上手に使っていきたいと思っています。

そして、私が使いこなせないゆえかもしれませんが、スマホで知るニュースは、自分が選んで読むことが多く、紙面で読む方がニュースとそれに対する様々な人たちの意見が、私にとっては広がりを知らせてくれるツールでもあると感じています。

 

人がつながって生きるのが社会なのですから、上手にツールを使いながら、少しでも賢く社会の動きをとらえられるようでありたいと思っています。

                        2020年5月15日(oharu)

コロナ失業中に

4月から小学校5年生の孫とスカイプしています。

 

小さい時から、お正月休みや、1,2か月に一度くらい会ったときにわらべうたを遊んだり、歌ったりピアノを弾いていました。春休みは一緒にいる時間が長いので保育園のときから小学生になっても「教育研究所ゆずりは」のおもちゃにはかなりお世話になりました。

 

今は、新コロナウイルスの為にずーっと家にいるので、スカイプを始めてみました。ピアノの他、リコーダーや歌などほぼ毎日1時間半くらいです。思いのほかとてもいい時間だなと感じているのは音読です。

もともと小学校の宿題に音読というのがあり聞かせてもらっていましたが、スカイプになりお互いに読むようになりました。

 

最近は「大泥棒ホッツェンプロッツ」を孫がよみ、私は「おーい ぽぽんた(福音館書店)」の俳句、短歌、詩などを5分位ずつ読んでいます。おすすめの作品があったら教えてもらいたいです。

 

スカイプしていると、一つの作品に対して(ピアノ曲もですが)じっくり向き合うといいますか、丁寧に聴いて、深く想いうかべるような気がします。新鮮な体験でした。

 

また、孫だけでなく、眠る、食事をする、歌う詩を読む、・・・毎日変わりなく、何かをくり返して過ごすことが大切! とコロナ失業にはいってから実感です。                

                         蔵田 友子(2020.5.13)

 

 

非日常時に改めて思う

コロナウィルスの感染によって今までには経験しなかったような「非日常」が「日常」になっています。


思わぬ時間ができたことで、仕事として発信してきた『ゆずりはだより』をめくっているうちに、2013年に保育士たちと出かけたデンマーク研修のまとめが出てきました。そして、改めてデンマークの人々が持つ「自己決定」「連帯意識」「民主主義」の三つの姿勢について思い起こしました。


一つ目の「自己決定」。保育園、小学校を見学した中で具体的に見てきたことですが、学校での学習はグループ学習が多く、自分で考える、自分の言葉で意見を述べることが基本であること。


二つ目の「連帯意識」は他人との協同、考え方や環境が違う相手の存在を認めるというもの。


三つ目の「民主主義」は多数決ではなく徹底的に話し合ってものごとを決める、というものです。その基本が実現される中で、選挙の高い投票率(2011年の総選挙は87.2%)を保っているというのです。

 

今回の非日常的な生活を過ごしながら、とりあえずは自分の立場から物事を考えるのは当たり前としても、立場の違う人たちの現状や意見を知る中で、立場が違う人の状況を把握することや意見の違いを理解することの難しさ、一つの事柄を多面的にとらえる視点を持つことの大切さを実感しています。自分と違う立場でものを考えるためにはある程度の知識と想像力が不可欠です。感情的に判断するのではなく、知識と知恵が試されることだとつくづく感じます。そのうえで、とことん話し合い、自分の意見を言う、それがあって一人一人の人権が守られるのでしょう。生きるためには知識を用いる知恵がとても大切。学ばなくてはならないのはこの知恵を獲得することだと強く感じています。これは日本の教育の在り方を見直していくときに必要な視点ではないでしょうか。

 

世界中を見れば、様々なことが見えてきます。他人への思いやりと厳しさ、他人との距離、保障の仕方、危機への備え、食料やエネルギーの自給率等々。そして責任についても考えさせられます。


責任は他人を責めるものでなく、自分が問い直されるものです。今回の感染症に関する事柄に関しても、です。日本は地震、大雨をはじめ、自然災害の多い国でもあります。今回の感染症も歴史を見れば初めての事柄ではありません。でも、私の意識の中から感染症に関する問題点は抜け落ちていました。


何かが起きた時に実情を把握するには、まず考えるためのデータが必要です。データ、議事録などがなかなか開示されない日本、開示されてものり弁のように真っ黒に塗りつぶされている画面を私たちはしばしば目にしています。おまけにあるはずのない議事録の改ざん、書き換えがされていた事実を知っているのが今の日本です。


「自分/今」ということから「他人との協同/数の多さではなく本来の民主主義」を築いていくために、自分で考えることから始め、過去や他人に学んでいかれる機会にしたいと切に願っています。

 

私たちはどのような環境の下で、どのような人間関係を作っていけば、より良い生き方ができうるのか。一人一人が考えて自分の言葉で意見を言い、他人との連携意識を持ち、民主主義を実現できるのか。日本人の特技?とも言える「忖度」「お任せ」「長いものには巻かれろ」式ではなく、一人一人の責任において、自分たちの代表を選んでいかなくてはならないと、今回のコロナ対策を進めている政府の「身を切らない」「責任をとらない」仕事ぶりを忘れずに見ていきたいと感じています。

 

「9月始まりの学期」も、成り行きでの「開始時期の議論」で終わるのでなく、学びの基本から改めて議論してほしいと心から願っています。そのためには「その方が便利だから」論でなく、「教育とは何なのか、生きていくために何が必要なのか」を一人一人が改めて考えていきたいと思っています。

 

「信頼できる」関係がなければ、よい人間関係も良い社会を作っていくことも不可能なのですから。
                               (2020年5月1日)

やってみない?

たんぽぽの綿毛飛ばし

 

そっとたんぽぽの綿毛を吹いたら、どこまで飛ぶでしょう?
 
♪たんぽぽ たんぽぽ むこうやまへ とんでけ ♪

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とうたってそっと飛ばします。
力を抜いてそっと吹く練習になりますよ!

 

 

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と~んでけ!

 

◆ ダンゴ虫の迷路

 

① 下の図のようにジグザグの迷路を作ります。

② 四角のところに両面テープでストローを貼ります。 

③ ダンゴ虫をスタートに置いてください。どんなふうに進むかな?

 

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*ダンゴ虫のジグザグに進む習性を観察できる遊びです。

 

 

 

◆ 集めてみよう!


一つの「お題」を考えて、それに沿ってことばを集めてみましょう。


例えば:

 

*足に履くものは な~に?

…くつした・ストッキング・スパッツ・ズボン・長靴・ぞうり・
サンダル・ブーツ・下駄…


* 食べるときに使うものは な~に?

 

*絵を描くときに使うものは な~に?

 

など、出題はいくつでもできますね!

 

親子でやってみるのはいかが?

小さい子どもなら、絵を用意しておいて集めるのもおすすめです。

(絵は描かなくても、グラビアや広告から切り抜いて

カードにしておくのも便利ですよ!)

 

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◆ 紙で作るパペット

 

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♪・・お茶を飲みに来てください・・♪

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はじめまして。

「教育研究所ゆずりは」として

子どもの育ちにそったわらべうたあそびを

保育の現場にお伝えしてきた木村はるみです。

 

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